〝これから〟の働き方の物語


鳥と港

著者  :佐原 ひかり
定価   1,870円(税込)
発売日 :2024.5.29
ページ数:320ページ

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圧倒的な透明感で〝いま〟を描く大注目の新鋭、最新長編!

  
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圧倒的な透明感で〝いま〟を描く
大注目の新鋭、最新長編!

  
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大学院を卒業後、新卒で入社した会社を春指みなとは9ヶ月で辞めた。

所属していた総務二課は、社員の意識向上と企業風土の改善を標榜していたが、
朝礼で発表された社員の「気づき」を文字に起こし、社員の意識調査のアンケートを「正の字」で集計するという日々の仕事は、
不要で無意味に感じられた。

部署の飲み会、上司への気遣い、上辺だけの人間関係──あらゆることに限界が来たとき、
職場のトイレから出られなくなったのだ。

退職からひと月経っても次の仕事を探せないでいる中、みなとは立ち寄った公園の草むらに埋もれた郵便箱を見つける。
中には、手紙が1通入っていた。

「この手紙を手に取った人へ」──その手紙に返事を書いたことがきっかけで、
みなとと高校2年生の森本飛鳥の「郵便箱」を介した文通が始まった。

無職のみなとと不登校の飛鳥。それぞれの事情を話しながら「文通」を「仕事」にすることを考えついたふたりは、
クラウドファンディングに挑戦する。

『ブラザーズ・ブラジャー』『人間みたいに生きている』の新鋭が描く〝これから〟の働きかたの物語!
  
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大学院を卒業後、新卒で入社した会社を春指みなとは9ヶ月で辞めた。

所属していた総務二課は、社員の意識向上と企業風土の改善を標榜していたが、朝礼で発表された社員の「気づき」を文字に起こし、社員の意識調査のアンケートを「正の字」で集計するという日々の仕事は、不要で無意味に感じられた。

部署の飲み会、上司への気遣い、上辺だけの人間関係──
あらゆることに限界が来たとき、職場のトイレから出られなくなったのだ。

退職からひと月経っても次の仕事を探せないでいる中、みなとは立ち寄った公園の草むらに埋もれた郵便箱を見つける。

中には、手紙が1通入っていた。

「この手紙を手に取った人へ」──その手紙に返事を書いたことがきっかけで、みなとと高校2年生の森本飛鳥の「郵便箱」を介した文通が始まった。

無職のみなとと不登校の飛鳥。それぞれの事情を話しながら「文通」を「仕事」にすることを考えついたふたりは、クラウドファンディングに挑戦する。

『ブラザーズ・ブラジャー』『人間みたいに生きている』の新鋭が描く〝これから〟の働きかたの物語!

  
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初回配本プレゼント

『鳥と港』を購入の方に
「著者からの手紙」を配信中!
※詳細は帯をご覧ください
入手期限:2025年5月31日(土)まで
  
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武田砂鉄さんの書評掲載!

働くのって難しい。ずっと難しい。
難しさを楽しめる日もあるけど、楽しめない日もあるから難しい。
堂々巡り。本作は、働く難しさと真正面から向き合っている。
向き合ってかすり傷を作るけど、治りも早い。
心が通っている。真正面に立ったからだ。
(書評より抜粋)

刊行記念エッセイ
「ジョブホッパーの祈り」公開中

4月、目に涙をいっぱいためた新入社員らしき人を朝のホームで見かけた。
あの人に、『鳥と港』が届けばいいな、と思う。
届いたからといって、小説は小説で、人生を変える力なんてないんだろうけど、それでもなにかの種ぐらいになればいいなと思う。
(エッセイより抜粋) 

  
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書店員さんからも
感想が寄せられています

  
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ジュンク堂書店名古屋店・二村有香さん
手紙を書くと言うことは、その瞬間
「その人のことだけを考える」
ということだ。
アマノ布橋店・山本明広さん
送る相手を想い、紙や封筒を選び、
そこに言葉を載せていく。
そんなあたたかいやりとりを自分も
やりたくなりました。
見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
未来屋書店松本店・片岡菜穂さん
相手を想い言葉を選んで書く。
返事が来るまでの時間もそわそわするけど
楽しくて。やっぱり手紙っていいな。
六本松蔦屋書店・峯多美子さん
葛藤する主人公の言葉は苦しくなるくらい
胸に刺さった。
悩める全ての社会人の道標になりうる作品。
見出し
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ジュンク堂書店名古屋店・二村有香さん
手紙を書くと言うことは、
その瞬間「その人のことだけを考える」
ということだ。
アマノ布橋店・山本明広さん
送る相手を想い、紙や封筒を選び、
そこに言葉を載せていく。
そんなあたたかいやりとりを自分も
やりたくなりました。
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未来屋書店松本店・片岡菜穂さん
相手を想い言葉を選んで書く。
返事が来るまでの時間もそわそわするけど
楽しくて。やっぱり手紙っていいな。
六本松蔦屋書店・峯多美子さん
葛藤する主人公の言葉は苦しくなるくらい胸に
刺さった。悩める全ての社会人の道標に
なりうる作品。
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『鳥と港』特製便箋プレゼント


装丁を手掛けてくださった素描家shunshunさんとデザイナー須田杏菜さんによるオリジナルデザインです。
hiruとyoru、景色の異なる2種類です。
A4サイズの用紙に印刷してください。

  
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 編集者からのおすすめ情報
著者の佐原ひかりさんは、デビュー作『ブラザーズ・ブラジャー』で注目を集め、
3作目の『人間みたいに生きている』で大ブレイク。

司書として働きながら多数の連載を抱える、兼業作家の経験も活かして描いた、
新しい時代を生きる世代の働き方の物語です。

仕事とはなんなのか、なんのために働くのか、好きなことは仕事にできるのか……
仕事観を見つめ直すきっかけになる一冊です。

そして、作品の中に描かれる手紙のやりとりもとても魅力的です!

《便箋、インク、封筒、切手、気持ち、話題、ことば。すみずみまでこだわって、整理して。
手紙を書くときに覚えるのは、心の手入れをしているような感覚だ》

読後、誰かに手紙を送りたくなるかもしれません。

文通、しませんか?
  
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 編集者からのおすすめ情報
著者の佐原ひかりさんは、デビュー作
『ブラザーズ・ブラジャー』で注目を集め、
3作目の『人間みたいに生きている』で
大ブレイク。

司書として働きながら多数の連載を抱える、
兼業作家の経験も活かして描いた、
新しい時代を生きる世代の働き方の物語です。
仕事とはなんなのか、なんのために働くのか、
好きなことは仕事にできるのか……
仕事観を見つめ直すきっかけになる一冊です。


そして、作品の中に描かれる手紙のやりとりも
とても魅力的です!

《便箋、インク、封筒、切手、気持ち、話題、
ことば。すみずみまでこだわって、整理して。
手紙を書くときに覚えるのは、心の手入れを
しているような感覚だ》

読後、誰かに手紙を
送りたくなるかもしれません。

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著者プロフィール

  
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佐原 ひかり(さはら ひかり)

1992年兵庫県生まれ。
2017年「ままならないきみに」でコバルト短編小説新人賞受賞。
2019年「きみのゆくえに愛を手を」で氷室冴子青春文学賞大賞を受賞し、
2021年、同作を改題、加筆した『ブラザーズ・ブラジャー』で
本格デビュー。

他の著書に『ペーパー・リリイ』『人間みたいに生きている』、
共著に『スカートのアンソロジー』『嘘があふれた世界で』がある。

撮影/藤岡雅樹

  
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佐原 ひかり(さはら ひかり)

1992年兵庫県生まれ。
2017年「ままならないきみに」で
コバルト短編小説新人賞受賞。
2019年「きみのゆくえに愛を手を」で
氷室冴子青春文学賞大賞を受賞し、
2021年、同作を改題、加筆した
『ブラザーズ・ブラジャー』で本格デビュー。

他の著書に『ペーパー・リリイ』
『人間みたいに生きている』、
共著に『スカートのアンソロジー』
『嘘があふれた世界で』がある。

撮影/藤岡雅樹