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『ともぐい』(新潮社)第170回直木賞受賞
直木賞
受賞後
第一作!
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『ともぐい』(新潮社)
第170回直木賞受賞
直木賞
受賞後
第一作!
河﨑節が冴え渡る、圧巻の長編監獄小説!!
愚か者の石
著者 :河﨑 秋子
定価 :1,980円(税込)
発売日 :2024.5.29
ページ数:352ページ
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河﨑節が冴え渡る
圧巻の長編監獄小説!
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圧巻の長編監獄小説!
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生きることは、まだ許されている。
明治18年初夏、瀬戸内巽は国事犯として徒刑13年の判決を受け、北海道の樺戸集治監に収監された。
同房の山本大二郎は、女の話や食い物の話など囚人の欲望を膨らませる、
夢のような法螺ばかり吹く男だった。
明治19年春、巽は硫黄採掘に従事するため相棒の大二郎とともに道東・標茶の釧路集治監へ移送されることになった。
その道中で一行は四月の吹雪に遭遇する。
生き延びたのは看守の中田、大二郎、巽の三人だけだった。
無数の同胞を葬りながら続いた硫黄山での苦役は二年におよんだ。
目を悪くしたこともあり、樺戸に戻ってきてから精彩を欠いていた大二郎は、
明治22年1月末、収監されていた屏禁室の火事とともに、姿を消す。
明治30年に仮放免となった巽は、大二郎の行方を、再会した看守の中田と探すことになる。
山本大二郎は、かつて幼子二人を殺めていた。
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生きることは、
まだ許されている。
明治18年初夏、瀬戸内巽は国事犯として徒刑13年の判決を受け、北海道の樺戸集治監に収監された。
同房の山本大二郎は、女の話や食い物の話など囚人の欲望を膨らませる、
夢のような法螺ばかり吹く男だった。
明治19年春、巽は硫黄採掘に従事するため相棒の大二郎とともに道東・標茶の釧路集治監へ移送されることになった。
その道中で一行は四月の吹雪に遭遇する。
生き延びたのは看守の中田、大二郎、巽の三人だけだった。
無数の同胞を葬りながら続いた硫黄山での苦役は二年におよんだ。
目を悪くしたこともあり、樺戸に戻ってきてから精彩を欠いていた大二郎は、
明治22年1月末、収監されていた屏禁室の火事とともに、姿を消す。
明治30年に仮放免となった巽は、大二郎の行方を、再会した看守の中田と探すことになる。
山本大二郎は、かつて幼子二人を殺めていた。
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生きることは、まだ許されている。
明治18年初夏、瀬戸内巽は国事犯として徒刑13年の
判決を受け、北海道の樺戸集治監に収監された。
同房の山本大二郎は、女の話や食い物の話など
囚人の欲望を膨らませる、
夢のような法螺ばかり
吹く男だった。
明治19年春、巽は硫黄採掘に従事するため相棒の
大二郎とともに道東・標茶の釧路集治監へ
移送されることになった。
その道中で一行は四月の吹雪に遭遇する。
生き延びたのは看守の中田、大二郎、
巽の三人だけだった。
無数の同胞を葬りながら続いた硫黄山での苦役は
二年におよんだ。
目を悪くしたこともあり、樺戸に戻ってきてから
精彩を欠いていた大二郎は、
明治22年1月末、
収監されていた屏禁室の火事とともに、姿を消す。
明治30年に仮放免となった巽は、大二郎の行方を、
再会した看守の中田と探すことになる。
山本大二郎は、かつて幼子二人を殺めていた。
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なあ兄さん。
石炭の山で泣いたら黒い涙が出るのなら、
ここの硫黄の山で涙流したら、
黄色い涙
が出るのかねえ
(本文より)
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なあ兄さん。
石炭の山で泣いたら
黒い涙が出るのなら、
ここの硫黄の山で
涙流したら、
黄色い涙
が出るのかねえ
(本文より)
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本文より
「なあ兄さん。石炭の山で泣いたら黒い涙が出るのなら、
ここの硫黄の山で涙流したら、黄色い涙が出るのかねえ」
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本文より
「なあ兄さん。
石炭の山で泣いたら
黒い涙が出るのなら、
ここの硫黄の山で涙流したら、
黄色い涙が出るのかねえ」
目次
第一章
北の野辺
第二章
更なる果てへ
第三章
埋もれた光
メリット
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ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。
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編集者からのおすすめ情報
直木賞受賞(『ともぐい』新潮社刊)後、第一作!
「地獄に光が差したとして、仮初めであってもお前はそれに手を伸ばすのか」
――河崎秋子
ブレイク作『絞め殺しの樹』に連なる、大河巨編!
河崎節が冴え渡る、圧巻の長編監獄小説!
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直木賞受賞(『ともぐい』新潮社刊)後、第一作!
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――河崎秋子
ブレイク作『絞め殺しの樹』に連なる、大河巨編!
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著者プロフィール
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河﨑 秋子
(かわさき あきこ)
1979年北海道別海町生まれ。
2012年「東陬遺事」で第46回北海道新聞文学賞(創作・評論部門)、
2014年『颶風の王』で三浦綾子文学賞、
2015年同作でJRA賞馬事文化賞、
2019年『肉弾』で第21回大藪春彦賞、
2020年『土に贖う』で第39回新田次郎文学賞を受賞。
2024年『ともぐい』で、第170回直木三十五賞を受賞。
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河﨑 秋子
(かわさき あきこ)
1979年北海道別海町生まれ。
2012年「東陬遺事」で第46回北海道新聞文学賞(創作・評論部門)、2014年『颶風の王』で三浦綾子文学賞、
2015年同作でJRA賞馬事文化賞、2019年『肉弾』で第21回大藪春彦賞、2020年『土に贖う』で第39回新田次郎文学賞を受賞。
2024年『ともぐい』で、第170回直木三十五賞を受賞。
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数々の文学賞にノミネート!
入魂の大河巨編文庫化!
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絞め殺しの樹
新・直木賞作家のブレイク作!
北海道根室で生まれ、新潟で育ったミサエは、両親の顔を知らない。
昭和十年、十歳で元屯田兵の吉岡家に引き取られる形で
根室に舞い戻ったミサエは、農作業、畜舎の手伝い、
家事全般を背負わされボロ雑巾のようにこき使われた。
その境遇を見かねた吉岡家出入りの薬売りの紹介で、
札幌の薬問屋「仙雲堂」で奉公することに。
戦後、ミサエは保健婦となり、再び根室に暮らすようになる。
幸せとは言えない結婚生活、早すぎた最愛の家族との別れ。
数々の苦難に遭いながら、ひっそりと生を全うしたミサエは幸せだったのか。
養子に出された息子の雄介は、ミサエの生きた道のりを辿ろうとする。
詳しくはこちら
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新・直木賞作家のブレイク作!
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昭和十年、十歳で元屯田兵の吉岡家に引き取られる形で根室に舞い戻ったミサエは、農作業、畜舎の手伝い、家事全般を背負わされボロ雑巾のようにこき使われた。
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戦後、ミサエは保健婦となり、再び根室に暮らすようになる。幸せとは言えない結婚生活、早すぎた最愛の家族との別れ。
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養子に出された息子の雄介は、ミサエの生きた道のりを辿ろうとする。
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