『三千円の使いかた』で
大ブレイクの著者が描く

老後×働き方×グルメ小説

喫茶おじさん

著者  :原田 ひ香 
定価  :1,650円(税込)
発売日 :2023.10.12
ページ数:258ページ

全国の書店または
こちらでご購入いただけます


BSテレ東「飯尾和樹のずん喫茶」

ずん・飯尾和樹さんも共感!

「ここにも喫茶店が好きな人がいました」


人生もコーヒーも、苦いけれどうまい。

松尾純一郎、バツイチ、57歳。大手ゼネコンを早期退職し、現在無職。
妻子はあるが、大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、現在は別居中だ。
再就職のあてはないし、これといった趣味もない。ふらりと入った喫茶店で、コーヒーとタマゴサンドを味わい、せっかくだからもう一軒と歩きながら思いついた。趣味は「喫茶店、それも純喫茶巡り」にしよう。東銀座、新橋、学芸大学、アメ横、渋谷、池袋、京都──「おいしいなあ」「この味、この味」コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡る純一郎だが、苦い過去を抱えていた。妻の反対を押し切り、退職金を使って始めた喫茶店を半年で潰していたのだ。
仕事、老後、家族関係……。たくさんの問題を抱えながら、今日も純一郎は純喫茶を訪ねる。『三千円の使いかた』で大ブレイクの著者が描く、グルメ×老後×働き方!

全国の書店員さんから
レビューが続々と届いています

読んでいてほんとにお腹が空きました。珈琲の香りがふっと漂ってるような気もして、そうなると飲みたくなるというか、あの香りを嗅ぎたくなるというか。ひとりを楽しむということは、よくも悪くも自分と向き合うこと。喫茶店という場所は特に最適なのかも。
明屋書店 宇佐店 後藤理恵さん
家庭や仕事に失敗したさえないおじさんの姿は、いつしかかっこいいおじさんの姿にみえた。クリームソーダの水色の泡がパチパチ弾けるように私の希望も弾け遊び出しました。映像化してほしいです。
喜久屋書店 小樽店 渡邊裕子さん
喫茶店は人生。人生は喫茶店。おじさんのせつなさが、濃い珈琲に溶かされて。今すぐたまごサンドを食べに行きたい。猛烈に喫茶店巡りしたくなりました。
うさぎやTSUTAYA 矢板店 山田理恵子さん
心に蟠りができても、憧れの喫茶店でコーヒーと美味しい食事をすれば何処かにスルっと流れていく。流れに逆らわず生きてきた、さぁ最後の地点はどこになる? 模索を続ける松尾純一郎、人生わりといい感じ。喫茶店巡りをしたくなる&同じセットを食べたくなる!美味し本でした!
未来屋書店入間 佐々木知香子さん
人生の後半にさしかかった人のロードムービーのようなお話だと思いました。だれもがかかえる不安や憂いを、時々旅をしながら喫茶店で癒やしていく…。
TSUTAYA 西宝店 溝渕由香里さん
ホットコーヒーのような温もりに包まれる物語。苦味ばかりでも酸味ばかりでもない味わい。この本を読んだ後、あなたはきっと喫茶店に行きたくなる。
走る本屋さん 高久書店 高木久直さん
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
サンプル 太郎
 MENU
別れた妻が作ったナポリタン 
浅草

ここまでの人生を
振り返りながら味わうあんみつ 
東京駅

娘の罵倒を思い出しながら食べる
和栗のタルト 
銀座


同僚の幸せを羨みながら頬張る
ビーフカツサンド 
新橋

and more…

デジタル特典「原田ひ香のおすすめ喫茶店リスト」を
初回配本限定プレゼント

『喫茶おじさん』(紙版)をお買いあげいただいた方に、著者のコメントが入った「おすすめ喫茶店リスト」をご覧いただけるデジタル特典をプレゼントいたします。

デジタル特典は、小学館のデジタルコンテンツ配信サイト「CLOUDEAR」にて入手できます。「CLOUDEAR」へは、購入した本の帯にあるQRコードからアクセスしてください。

こちらのプレゼントは初回配本限定、入手期間は2024年10月31日までです。

著者プロフィール

原田ひ香(はらだ・ひか)
1970年神奈川県生まれ。2005年「リトルプリンセス二号」でNHK主催の創作ラジオドラマ脚本懸賞公募最優秀作に選出され、2007年「はじまらないティータイム」ですばる文学賞を受賞。著書に「ランチ酒」「三人屋」などのシリーズ、『母親ウエスタン』『三千円の使いかた』『DRY』『まずはこれ食べて』『口福のレシピ』『財布は踊る』『老人ホテル』『図書館のお夜食』などがある。

原田ひ香おすすめ作品

小学館文庫
口福のレシピ

隠し味のルーツをめぐる「食」の家族小説
留希子の実家は、江戸時代から続く老舗の料理学校「品川料理学園」。いずれは継ぐものという周囲からの圧迫に耐えられず、大学卒業後はSEとして企業に就職した。しかし、食べることも料理をすることももともと大好きな留希子。SNSでレシピを発信しているうちに、料理研究家としての仕事も舞い込むようになる。