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林 真理子、渾身の歴史大作、ここに誕生!

  
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林 真理子
渾身の歴史大作、
ここに誕生!





平家物語
著者  :林 真理子
定価  :1,870円(税込)
発売日 :2023.11.24
ページ数:240ページ

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こちらでご購入いただけます

  
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一章完結形式の新感覚の歴史大作!

  
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一章完結形式の
新感覚の歴史大作!

日本古典文学史上の名作を、作家・林 真理子氏が換骨奪胎。「鹿谷の謀議」「一の谷の合戦」「壇ノ浦の戦い」「大原御幸」など、誰もが興味を惹かれる著名な場面、現代人の心に響く部分だけを抽出して鮮やかに再構築しました。スピード感あふれる展開!美しい情景描写!さらに、平安時代末期の平家源氏皇室を取り巻く、ドロドロとした抗争に翻弄される人々の内面を、丹念に、リアルに描き出した部分は圧巻!

治部卿局、平清盛、平維盛、平敦盛、建礼門院徳子、二位尼時子、後白河法皇、源義経、阿波内侍と、人物ごとに全九章で構成される本作は、一章完結形式なので、前から順番に読んでも、どこから読み始めても楽しめる仕掛け。これまで「平家物語」には興味はあるけれど、前から長々続く展開に“途中で挫折した”という読者も、本作ではグイグイと引き込まれていくことでしょう。歴史ファン、古典文学ファンのみならず、現代小説のような感覚で楽しめる“令和の平家物語”になっています。

“滅びゆくもの皆美しく…。「平家物語」には日本の美のすべてが凝縮している” と語る、林 真理子氏、渾身の歴史大作、ここに誕生です!
  
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INDEX-主要人物ごとに構成される全九章-

  • 序、  治部卿局

    平清盛の三男(史実では四男)、平知盛の妻。平家が滅亡した、壇ノ浦の合戦から生きて帰還し、80歳まで生きた。誰の子であったか諸説あるが、本書=林真理子版『平家物語』では、平安時代末期の公卿で、花山院太政大臣と呼ばれた藤原忠雅の娘として描かれている。 
  • 一、  入道相国清盛

    平家の栄華を生み出した平家の棟梁。保元の乱では後白河天皇側について勝者となり、平治の乱では乱を鎮圧。その後、律令制の最高位の官職、太政大臣に上り詰めるが、数ヶ月で辞職、翌年には出家。太政大臣の中国風の呼び方「相国」、また、仏門に入っても在俗の生活を続ける人に対する呼称である「入道」とも呼ばれた。 
  • 二、  三位中将維盛

    平維盛。平清盛の嫡男で、小松殿と呼ばれた平重盛の、嫡男。大将軍としてのぞんだ源氏との富士川の戦いで、鳥の飛び立つ羽音に驚いて敗走し、平清盛の怒りをかう。一の谷の戦いの前後に戦線を離脱し、高野山で出家、那智沖で入水自殺した。従三位、右近衛権中将だったため、三位中将と称せられる。 
  • 三、  無官大夫敦盛

    平敦盛。平清盛の弟、平経盛の子。位階は従五位下ながら官職はなかったため、無官大夫と呼ばれた。一の谷の合戦で源氏方の熊谷直実に討たれる場面は、能の「敦盛」、歌舞伎の「熊谷陣屋」など多くの文学作品や芸能に取り上げられ、「平家物語」の中でも最も有名なエピソードのひとつとして知られる。 
  • 四、  建礼門院徳子

    平徳子。平清盛とその妻、平時子の娘。後に建礼門院と呼ばれるようになる。17歳で高倉天皇に入内し、後の安徳天皇を産む。壇ノ浦の合戦で入水するが、救出され、晩年を、京都洛北の山里、大原の寂光院で過ごした。古典の「平家物語」では、大原で過ごす建礼門院を後白河法皇が訪ねるエピソードで、物語が締めくくられる。 
  • 五、 二位尼時子

    平清盛の正妻。清盛とともに平家一門の栄華を生み出すのに大きな役割を果たす。従二位に叙され、その後に出家。二位尼、尼御前とも呼ばれる。壇ノ浦合戦では幼少の安徳天皇を抱き、三種の神器のうち、神璽と宝剣を持って入水した。 
  • 六、 後白河法皇

    第77代後白河天皇。退位して上皇となり、後に出家して法皇となった後も、長きに渡り権力をほしいままにする。源頼朝をして、「日本第一の大天狗」と言わしめた。平安時代中期頃から流行した歌謡「今様」をこよなく愛し、今様をまとめた歌謡集「梁塵秘抄」を編纂する。 
  • 七、 九郎判官義経

    清和源氏の武士、源義朝の子。源頼朝の異母弟。幼少期に鞍馬寺に預けられるが、その後出奔。奥州藤原氏を頼り、平泉で成長する。一の谷の合戦では平家に壊滅的なダメージを与え、壇ノ浦の合戦で遂に平家を滅亡に追い込む。九郎判官と呼ばれる。 
  • 結、 阿波内侍

    安徳天皇に仕えたが、壇ノ浦の合戦で生き延びる。その後、安徳天皇の母である建礼門院に女房(侍女)として仕え、晩年をともにした。生没年は不明。 
  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

    ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
  
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INDEX
-主要人物ごとに構成される全九章-


  • 序、  治部卿局

    平清盛の三男(史実では四男)、平知盛の妻。平家が滅亡した、壇ノ浦の合戦から生きて帰還し、80歳まで生きた。誰の子であったか諸説あるが、本書=林真理子版『平家物語』では、平安時代末期の公卿で、花山院太政大臣と呼ばれた藤原忠雅の娘として描かれている。 
  • 一、  入道相国清盛

    平家の栄華を生み出した平家の棟梁。保元の乱では後白河天皇側について勝者となり、平治の乱では乱を鎮圧。その後、律令制の最高位の官職、太政大臣に上り詰めるが、数ヶ月で辞職、翌年には出家。太政大臣の中国風の呼び方「相国」、また、仏門に入っても在俗の生活を続ける人に対する呼称である「入道」とも呼ばれた。 
  • 二、  三位中将維盛

    平維盛。平清盛の嫡男で、小松殿と呼ばれた平重盛の、嫡男。大将軍としてのぞんだ源氏との富士川の戦いで、鳥の飛び立つ羽音に驚いて敗走し、平清盛の怒りをかう。一の谷の戦いの前後に戦線を離脱し、高野山で出家、那智沖で入水自殺した。従三位、右近衛権中将だったため、三位中将と称せられる。 
  • 三、  無官大夫敦盛

    平敦盛。平清盛の弟、平経盛の子。位階は従五位下ながら官職はなかったため、無官大夫と呼ばれた。一の谷の合戦で源氏方の熊谷直実に討たれる場面は、能の「敦盛」、歌舞伎の「熊谷陣屋」など多くの文学作品や芸能に取り上げられ、「平家物語」の中でも最も有名なエピソードのひとつとして知られる。 
  • 四、  建礼門院徳子

    平徳子。平清盛とその妻、平時子の娘。後に建礼門院と呼ばれるようになる。17歳で高倉天皇に入内し、後の安徳天皇を産む。壇ノ浦の合戦で入水するが、救出され、晩年を、京都洛北の山里、大原の寂光院で過ごした。古典の「平家物語」では、大原で過ごす建礼門院を後白河法皇が訪ねるエピソードで、物語が締めくくられる。 
  • 五、 二位尼時子

    平清盛の正妻。清盛とともに平家一門の栄華を生み出すのに大きな役割を果たす。従二位に叙され、その後に出家。二位尼、尼御前とも呼ばれる。壇ノ浦合戦では幼少の安徳天皇を抱き、三種の神器のうち、神璽と宝剣を持って入水した。 
  • 六、 後白河法皇

    第77代後白河天皇。退位して上皇となり、後に出家して法皇となった後も、長きに渡り権力をほしいままにする。源頼朝をして、「日本第一の大天狗」と言わしめた。平安時代中期頃から流行した歌謡「今様」をこよなく愛し、今様をまとめた歌謡集「梁塵秘抄」を編纂する。 
  • 七、 九郎判官義経

    清和源氏の武士、源義朝の子。源頼朝の異母弟。幼少期に鞍馬寺に預けられるが、その後出奔。奥州藤原氏を頼り、平泉で成長する。一の谷の合戦では平家に壊滅的なダメージを与え、壇ノ浦の合戦で遂に平家を滅亡に追い込む。九郎判官と呼ばれる。 
  • 結、 阿波内侍

    安徳天皇に仕えたが、壇ノ浦の合戦で生き延びる。その後、安徳天皇の母である建礼門院に女房(侍女)として仕え、晩年をともにした。生没年は不明。 
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担当編集者より

かつて、「源氏物語」に範をとった小説『六条御息所 源氏がたり』『STORY OF UJI 小説源氏物語』で、平安中期の王朝文学の名作に新解釈を加え、話題をさらった林真理子氏が、今度は平安後期を舞台にする戦記物の名作「平家物語」を再構築して小説化しました。
原典となる古典の「平家物語」では描かれることのなかった、登場人物たちの心情、葛藤、心の闇に大胆に切り込み、細やかに描き上げたところが本作の最大の魅力。章タイトルには入っていませんが、小督(こごう)、小宰相(こざいしょう)といった女性登場人物の、せつなすぎる心情描写はさすが恋愛小説の神様といわれる、林真理子さんならでは!

紫式部が主人公の大河ドラマで、平安期の文学に関心が高まる2024年に向けて、平安末期を舞台にした、林真理子氏の歴史大作を、ぜひともお楽しみください!
  
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発売中の『和樂』最新号でも、『平家物語』を特集中

林真理子さん自身が語った!
「最新刊『平家物語』5大名場面のみどころ解説」
を、発売中の『和樂』2・3月号に掲載!
林真理子さんの日本美への思い、和の楽しみにも触れられる
18ページ大特集「作家・林真理子さんの大研究」です!

ぜひご覧ください!

著者のおすすめ作品

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世界最古にして最高の恋愛小説「源氏物語」。主人公光源氏亡き後の後半部分、「宇治十帖」を、恋愛小説の名手、林真理子がフランスの恋愛小説のように大胆に小説化!優雅にしてエロティックな官能表現が見逃せない!

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林 真理子の「風と共に去りぬ」

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南北戦争期、大農園のわがまま娘スカーレットが恋に破れ愛のない結婚・出産をし、敗戦で困窮しながらも、持ち前の生命力で激動を生き抜く姿を一人称で描くエンタメ一代記。林真理子が世紀のベストセラーに挑む!
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小見出し

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著者プロフィール

林 真理子

林真理子 1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。’82 年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーに。’86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で第94回直木賞を受賞。’95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、’98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞を受賞。2018年紫綬褒章受章。主な著書に『ミカドの淑女(おんな)』『不機嫌な果実』『anego』『下流の宴』『西郷(せご)どん!』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』『私はスカーレット』など。また「源氏物語」を小説化した『六条御息所 源氏がたり』など、古典名作をもとにした作品にもファンが多い。