救いと慈愛に満ち溢れた感涙医療小説
春の星を一緒に

著者  :藤岡陽子
定価  :1,980円(税込)
発売日 :2025.08.27
ページ数:360ページ
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推薦コメント
「人はひとりでは生きられない。
誰もが孤独な時代だからこそ、胸を打つ物語です」──夏川草介(医師・作家)
  
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「人はひとりでは生きられない。誰もが孤独な時代だからこそ、胸を打つ物語です」
──夏川草介(医師・作家)
  
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現在も看護師として勤務を続ける人気作家、最新作

  
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現在も看護師として勤務を続ける
人気作家、最新作

  
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奈緒(40歳)はシングルマザーの看護師として涼介と寄り添い生きてきた。

その涼介も高校生、進路を考える年齢に。そんな折、大きな転機が訪れる。敬愛する医師三上の誘いもあり、思い切って東京の緩和ケア病棟で働くこととなる。死を間近に見つめる毎日の中、その瞬間まで幸せに生ききり希望を持てる最期を模索し続ける奈緒。一方、涼介は強く大きい夢を抱く。それは奈緒の夢でもある。母子の夢の行方、そして三上と奈緒のこれからは・・・・・・。

緩和ケア病棟を舞台に、綿密な取材と著者自身の看護師経験に基づく圧倒的リアリティ、温かな視線で人々の生き様、死に様を丁寧に紡ぐ。懸命に生きるすべての人々に送られる慈愛のエールに癒やしの涙は必至です。

旅立つ人が最期まで幸せを感じてくれたなら、残される人も未来に希望が持てる。
生きること、死にゆくこと。人のすべて、人生のすべてに思いを巡らせるきっかけとなる、救いと慈愛に満ち溢れた感涙医療小説。
  
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奈緒(40歳)はシングルマザーの看護師として涼介と寄り添い生きてきた。

その涼介も高校生、進路を考える年齢に。そんな折、大きな転機が訪れる。敬愛する医師三上の誘いもあり、思い切って東京の緩和ケア病棟で働くこととなる。死を間近に見つめる毎日の中、その瞬間まで幸せに生ききり希望を持てる最期を模索し続ける奈緒。一方、涼介は強く大きい夢を抱く。それは奈緒の夢でもある。母子の夢の行方、そして三上と奈緒のこれからは・・・・・・。

緩和ケア病棟を舞台に、綿密な取材と著者自身の看護師経験に基づく圧倒的リアリティ、温かな視線で人々の生き様、死に様を丁寧に紡ぐ。懸命に生きるすべての人々に送られる慈愛のエールに癒やしの涙は必至です。

旅立つ人が最期まで幸せを感じてくれたなら、残される人も未来に希望が持てる。生きること、死にゆくこと。
人のすべて、人生のすべてに思いを巡らせるきっかけとなる、救いと慈愛に満ち溢れた感涙医療小説。
  
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著者からのメッセージ

いまから一年前、実父が八十四歳で亡くなりました。私の両親は離婚しているので父とはずっと疎遠だったのですが、末期の胃癌だという連絡を受け、十数年ぶりに再会しました。若い頃の面影しか記憶になかったので、年老いた父を見た時、知らない人のように感じました。
でも、もうこれが最後の別れになる。そう思った私は、「お父さん、塾に通わせてくれてありがとう。大学に行かせてくれて、ありがとうございました」とこれまでの感謝を伝えました。私自身が親になり、子どもを育てることがどれほど大変だったかを実感したからです。私の言葉を聴いて、父はその場で泣き崩れました。
そして、「あの時はごめんな」が父の最後の言葉となりました。母と別れ、他の女性と再婚した時のいざこざに対する謝罪だったのでしょう。私の感謝と父の謝罪。このたった一瞬の心の交流が私の中の父の記憶を明るいものに変えてくれました。


――人は命が尽きる直前まで、意識がある限り、もしかすると意識が無くなった後も、なにかを感じている。
最期の時間を噛み締めている。(『春の星を一緒に』より)

この物語の舞台は緩和ケア病棟です。自分の命を生ききった人たちの全力のゴールを見届けていただけたらと思います。ぜひご一読ください。
  
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著者からのメッセージ

いまから一年前、実父が八十四歳で亡くなりました。私の両親は離婚しているので父とはずっと疎遠だったのですが、末期の胃癌だという連絡を受け、十数年ぶりに再会しました。若い頃の面影しか記憶になかったので、年老いた父を見た時、知らない人のように感じました。

でも、もうこれが最後の別れになる。そう思った私は、「お父さん、塾に通わせてくれてありがとう。大学に行かせてくれて、ありがとうございました」とこれまでの感謝を伝えました。私自身が親になり、子どもを育てることがどれほど大変だったかを実感したからです。私の言葉を聴いて、父はその場で泣き崩れました。

そして、「あの時はごめんな」が父の最後の言葉となりました。母と別れ、他の女性と再婚した時のいざこざに対する謝罪だったのでしょう。私の感謝と父の謝罪。このたった一瞬の心の交流が私の中の父の記憶を明るいものに変えてくれました。


――人は命が尽きる直前まで、意識がある限り、もしかすると意識が無くなった後も、なにかを感じている。
最期の時間を噛み締めている。
(『春の星を一緒に』より)


この物語の舞台は緩和ケア病棟です。自分の命を生ききった人たちの全力のゴールを見届けていただけたらと思います。
ぜひご一読ください。
  
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担当編集より
6年前他界した母は晩年情緒不安定でした。そんな母が本作の前身となる医療小説『満天のゴール』を読み終えて、穏やかな声で私に言いました。「この本を読んで、死ぬのが怖くなくなったわ。
ありがとう」――「小説は人を救えるんだ」と心から実感した瞬間でした。

現役看護師として長年多くの看取りを経てきた藤岡さんが描く死は、温かく、そして尊い。本作品に貫かれている「死は決して敗北ではない。懸命に生き抜いた先のゴールとして幸せな死がある」という考え、想い。それは、この作品を読んだ誰の心にも微かな灯となると思うのです。そして、生きている「今」を希望に変えてくれる。

この作品に出会えて、本当に私は幸せでした。
  
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担当編集より
6年前他界した母は晩年情緒不安定でした。そんな母が本作の前身となる医療小説『満天のゴール』を読み終えて、穏やかな声で私に言いました。「この本を読んで、死ぬのが怖くなくなったわ。ありがとう」――「小説は人を救えるんだ」と心から実感した瞬間でした。

現役看護師として長年多くの看取りを経てきた藤岡さんが描く死は、温かく、そして尊い。本作品に貫かれている「死は決して敗北ではない。懸命に生き抜いた先のゴールとして幸せな死がある」という考え、想い。それは、この作品を読んだ誰の心にも微かな灯となると思うのです。そして、生きている「今」を希望に変えてくれる。

この作品に出会えて、本当に私は幸せでした。
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全国の書店員さんから届いた絶賛の声


  
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小説紹介クリエイター・けんごさんにご紹介いただきました

  
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小説紹介クリエイター・けんごさんに
ご紹介いただきました

@kengo_book 末期癌患者が、自らの希望に基づいて入院する病棟 この物語と出会えて、本当によかった。心の底からそう思える小説です。 『春の星を一緒に』 #本の紹介 #おすすめの本 #小説 #小説紹介 #PR ♬ オリジナル楽曲 - けんご?小説紹介
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好評既刊

  
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満天のゴール

人の生と死に希望をもたらす感涙医療小説
奈緒(33歳)は、10歳になる涼介を連れて、二度と戻ることはないと思っていた故郷に逃げるように帰ってきた。長年連れ添ってきた夫の裏切りに遭い、行くあてもなく戻った故郷・京都の丹後地方は、過疎化が進みゴーストタウンとなっていた。

結婚式以来顔も見ていなかった父親耕平とは、母親を亡くして以来の確執があり、世話になる一方で素直になれない。そんな折、耕平が交通事故に遭い、地元の海生病院に入院。そこに勤務する医師・三上と出会う。また、偶然倒れていたところを助けることになった同じ集落の早川(72)という老婆とも知り合いとなる。

夫に棄てられワーキングマザーとなった奈緒は、昔免許をとったものの一度も就職したことのなかった看護師として海生病院で働き始め、三上の同僚となる。医療過疎地域で日々地域医療に奮闘する三上。なぜか彼には暗い孤独の影があった。

一方、同じ集落の隣人である早川は、人生をあきらめ、半ば死んだように生きていた。なんとか彼女を元気づけたい、と願う奈緒と涼介。その気持ちから、二人は早川の重大な秘密を知ることとなる。

隠されていた真相とは。そして、その結末は・・・・・・・。
  
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満天のゴール

人の生と死に希望をもたらす
感涙医療小説
奈緒(33歳)は、10歳になる涼介を連れて、二度と戻ることはないと思っていた故郷に逃げるように帰ってきた。長年連れ添ってきた夫の裏切りに遭い、行くあてもなく戻った故郷・京都の丹後地方は、過疎化が進みゴーストタウンとなっていた。

結婚式以来顔も見ていなかった父親耕平とは、母親を亡くして以来の確執があり、世話になる一方で素直になれない。そんな折、耕平が交通事故に遭い、地元の海生病院に入院。そこに勤務する医師・三上と出会う。また、偶然倒れていたところを助けることになった同じ集落の早川(72)という老婆とも知り合いとなる。

夫に棄てられワーキングマザーとなった奈緒は、昔免許をとったものの一度も就職したことのなかった看護師として海生病院で働き始め、三上の同僚となる。医療過疎地域で日々地域医療に奮闘する三上。なぜか彼には暗い孤独の影があった。

一方、同じ集落の隣人である早川は、人生をあきらめ、半ば死んだように生きていた。なんとか彼女を元気づけたい、と願う奈緒と涼介。その気持ちから、二人は早川の重大な秘密を知ることとなる。

隠されていた真相とは。
そして、その結末は・・・・・・・。
  
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海とジイ

最期を見据えた生き様から光を得る人生賛歌
舞台は、美しくもありときに恐ろしい顔を見せる海と島。3人のおじいさん=ジイの生き抜く姿と,そのジイから思いを受け取る人々の心模様をときに温かく、ときにいきいきと、ときに静かな筆致で描ききります。全3編の物語。

●海神~わだつみ
いじめが原因で不登校になった小学四年生の優生。ある日、瀬戸内の島に暮らす曾祖父を訪ねることになる。死期が近いはずの曾祖父・清次は、病人とは思えないほど元気に優生らを案内し、饒舌に振る舞う。その後入院となった曾祖父と優生が交わした二人だけの約束とは……。

●夕凪~ゆうなぎ
70代後半の老医師とそのクリニックに20年以上勤め、支え続けてきた48歳看護師の女性。ある日、クリニックを閉院すると宣言した後老医師が失踪する。必死で探す看護師の女性が行き着いたのは瀬戸内の島。もう戻らない、と告げる老医師の覚悟とは。静謐でほのかに温もる大人の慕情。

●波光~はこう
すべてを陸上競技に捧げてきたが、怪我により人生どん底になってしまった澪二。試験を前に逃げるように子供の頃訪れていた島にある祖父の家へ。石の博物館のリニューアルオープンの準備を手伝ううちに、今まで知り得なかった祖父の青春時代、親友、そして唯一の後悔を聞き……。
  
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海とジイ

最期を見据えた生き様から光を得る
人生賛歌
舞台は、美しくもありときに恐ろしい顔を見せる海と島。3人のおじいさん=ジイの生き抜く姿と,そのジイから思いを受け取る人々の心模様をときに温かく、ときにいきいきと、ときに静かな筆致で描ききります。全3編の物語。

●海神~わだつみ
いじめが原因で不登校になった小学四年生の優生。ある日、瀬戸内の島に暮らす曾祖父を訪ねることになる。死期が近いはずの曾祖父・清次は、病人とは思えないほど元気に優生らを案内し、饒舌に振る舞う。その後入院となった曾祖父と優生が交わした二人だけの約束とは……。

●夕凪~ゆうなぎ
70代後半の老医師とそのクリニックに20年以上勤め、支え続けてきた48歳看護師の女性。ある日、クリニックを閉院すると宣言した後老医師が失踪する。必死で探す看護師の女性が行き着いたのは瀬戸内の島。もう戻らない、と告げる老医師の覚悟とは。静謐でほのかに温もる大人の慕情。

●波光~はこう
すべてを陸上競技に捧げてきたが、怪我により人生どん底になってしまった澪二。試験を前に逃げるように子供の頃訪れていた島にある祖父の家へ。石の博物館のリニューアルオープンの準備を手伝ううちに、今まで知り得なかった祖父の青春時代、親友、そして唯一の後悔を聞き……。
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著者プロフィール

  
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藤岡 陽子(ふじおか ようこ)

1971年京都府生まれ、同志社大学卒業。
報知新聞社を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学留学。
慈恵看護専門学校卒業。
2009年『いつまでも白い羽根』でデビュー。
'21年『メイド・イン京都』で京都本大賞受賞。
'24年『リラの花咲くけものみち』で第45回吉川英治文学新人賞を受賞。
その他の著書に、NHKでドラマ化された本作の前編となる『満天のゴール』、『海とジイ』『手のひらの音符』『きのうのオレンジ』など。
現在も看護師として勤務を続ける。

  
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藤岡 陽子(ふじおか ようこ)

1971年京都府生まれ、同志社大学卒業。
報知新聞社を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学留学。慈恵看護専門学校卒業。
2009年『いつまでも白い羽根』でデビュー。
'21年『メイド・イン京都』で京都本大賞受賞。
'24年『リラの花咲くけものみち』で第45回吉川英治文学新人賞を受賞。
その他の著書に、NHKでドラマ化された本作の前編となる『満天のゴール』、『海とジイ』『手のひらの音符』『きのうのオレンジ』など。現在も看護師として勤務を続ける。