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著者七年ぶりの新作長編!
直木賞受賞第一作

冬に子供が生まれる

著者  :佐藤正午 
定価  :1,980円(税込)
発売日 :2024.01.30
ページ数:370ページ
  
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著者七年ぶりの新作長編!
直木賞受賞第一作

冬に子供が
生まれる

著者  :佐藤正午 
定価  :1,980円(税込)
発売日 :2024.01.30
ページ数:370ページ

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書店員さんからもたくさんの感想が寄せられています
~Vol.1~

  
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書店員さんからもたくさんの
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~Vol.1~

あおい書店 富士店:鈴木裕里さん

佐藤正午さんの新作はやっぱりすごかった! この本はきっと2024年の代表作になる。最初に感じる違和感が真相に近づくにつれ、不安と共に心を埋めていく。なのに、最後はやわらかな気持ちになり心に残る。

ブックスタジオ 大阪店:渋谷宙希さん

曖昧な人間の記憶をそのまま物語にしたような、不思議で、とても面白い小説でした。個人的には大好きな作品です。

TSUTAYA サンリブ宗像店:渡部知華さん

頭の中にもやがかかったような不思議な読書体験でした。でもそれが不快なもやではなく、ほんのりとあたたかい。ぐいぐいと物語の世界に飲み込まれていきました。もしかしたら私達の身近なところにも不思議はあるのかもしれない。

紀伊国屋書店 福岡本店:宗岡敦子さん

切なさや愛しさが織り混ざったような穏やかな優しさが全身に余韻のように残っています。最後の一文に、心に充満していた灰色のもやが、涙と共に流されていくようでした。

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1,000円

喜久屋書店 大和郡山店:森谷哲さん

この本は、自分が何十年も生きてきて、一番出会いたかった本なのだと思いました。「UFOの子供たち」は私たち自身のことかも知れず、この子たちをとりまく大人たちもまた、私たち自身のことかも知れません。

有隣堂 藤沢店:廣田優里さん

個人である私は、いかにして「私」であるのか。記憶の連続性? 他者の認識の集合体? 事象そのものだけを受け入れる事のできない、人の心の複雑さよ。愚かしくも、愛しい人間讃歌

ジュンク堂書店 吉祥寺店:河合駿介さん

私たちの過去はいつか忘れ去られて消えてゆく。それは空しくて、悲しいものであるのかも知れない。しかし忘却は同時に慰めでもある。この小説もそれに似て、悲しみと、そしてそれより大きな優しさに満ちている

有隣堂 藤沢本町トレアージュ白旗店:小出美都子さん

これぞ「佐藤正午」という作品。日常の中に息を潜める違和感が、その姿を見せた時、優しい奇跡に胸が熱くなった。良い事も悪い事もすべて受け入れて前に進む彼らの行く末が光り輝くものであるようにと願います。

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1,000円

くまざわ書店 新潟西店:大谷純子さん

きっと感動のラストが待っているとぞくぞくした。そして期待を裏切らない。ドラマチックなラストに胸がいっぱいになった。嬉しくて、でも切なくて、震える心にさらにどんどん言葉が重なってきて、余韻がずっと続いた。

湘南 蔦屋書店:八木寧子さん

冒頭から漂う違和感。何かの気配。解決されない謎──。それでもこの物語からは、世界の豊かさ、人と人が出会うことの大いなる意味を受けとりました。一文字も見落とせない小説です!

ジュンク堂書店 滋賀草津店:山中真理さん

美しく輝くラストにまたやられてしまった。佐藤正午さんしか書けない、想像できないラストに感動で胸がいっぱいになった。忘れられない一生ものの愛を目の前にして、ずっとその余韻にひたっている。

椿書房:牧野智子さん

読みはじめてから頭に?マークがずっとあって、読みすすめても?マークがはずれなかったのに、ふとした時に!!マークに変わりました。最後まで読んだ後にもう一度読むとまたおもしろいと思います。

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年の冬、彼女はおまえの子供を産む

  
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年の冬、
彼女はおまえの子供を産む

 

 このメッセージは未来の予言。

起こりうるはずのない未来の予言。

だがこれは──

その年の七月、丸田君はスマホに奇妙なメッセージを受け取った。
冬に彼の子供が生まれるという。
現実に起こりうるはずのない言い掛かりのような予言で、
彼にはまったく身におぼえがなかった。
送信者名は不明、090から始まる電話番号だけが表示されている。
一方で彼は、過去の記憶の断片がむこうから迫ってくるのを感じていた。

 

平凡な人生なんていったいどこにあるんだろう。

『月の満ち欠け』から七年──

かつてない感情に心が打ち震えるさらなる代表作が誕生。

読む者の人生までもさらけ出される、究極の直木賞受賞第一作!

  
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書店員さんからもたくさんの感想が寄せられています
~Vol.2~

  
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書店員さんからもたくさんの
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~Vol.2~

未来堂書店 大日店:石坂華月さん

人智を超えた数奇な人生を垣間見てしまった。例えようのない独特な読書時間でした。彼等に何が起こったのか、どう生きてきて、これからどう生きていくのか。物語から離れがたくて、もう一度読んでしまった。

くまざわ書店 佐世保店:長岡有紀さん

「何年も何十年も、倦まずに小さな話を続けること」私の中にこれからずっと残る言葉になります。どうか冬に生まれる子どもが幸せでありますように、幸せをもたらしますようにと、祈っています。

喜久屋書店 豊岡店:中村美穂さん

まるで白昼夢のような物語は読んでいて心地よく、いろいろな謎がだんだん解きほぐされてゆく様もまた霧が晴れてゆくようでしたが、心はまだ物語の中に居るような、そんな不思議な読後感でした。

ジュンク堂書店 郡山店:郡司さん

同じ名字の男性2人が歩んできた数奇な人生は想像を遥かに超えていた。2人の人物像が浮かんでは混ざり合い、見えてきたと思えば変化してしまう。読めば読むほど不思議な感覚に陥る物語だった。

くまざわ書店 新潟亀田店:今井美樹さん

最後は読み終えたくなくて、何回も何回も読み直してしまった。マルユウとマルセイ、この二人と共に不思議な読書体験が、冬に待っている。

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TSUTAYA 黒磯店:阿久津さん

まだ読んでる途中なのですが、マルユウとマルセイの秘密、記憶の整合性がとれない違和感がどうなっていくのか、そわそわしながら読んでいます、とてもひきつけられます、先が気になる……!

ブックセンタークエスト 小倉本店:竹内裕美さん

「どういうこと?」と考えながら一気に読みました。読み終えてまた「どういうこと?」と考えました。はっきりとわからないこと、わからないままの方がいいこと、があるように思いました。人の記憶の確かさ、不確かさが恐かったです。

明文堂書店 氷見店:前花祐太さん

世界の不思議と不確かな記憶、拠り所のないものを頼りにそれでも生きていくしかない、冷たい風が吹きすさぶような寂寥感が胸に響いて、自然と瞼がじーんと痛くなりました

岩瀬書店 富久山店:吉田彩乃さん

7年ぶりに出会った〝佐藤正午〟はどこか不思議でありながらも、生きるってたくさんの孤独感や苦しさとの戦いなんだなと感じざるをえませんでした。

丸善 高島屋堺店:辻林遙さん

人々の記憶の相違、混同、見解、視点、何が正解なのか、人生とは曖昧さの蓄積でしかないの一見不可思議な物語に潜むリアルが時間差でじわじわと染み込んでくるような、そんな感覚になりました。

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TSUTAYA BOOK STORE イオンモール白山:宮野裕子さん

視点の切り替わりが鮮やか。何台もあるカメラが切り替わるよう。なんて巧い文章なんだろう! 読み終わってから、あの人って? あの時って? といろいろな場面が気になってまた読み始める無限ループに陥っている

明屋書店 喜田村店:高橋杏奈さん

記憶や想い出の曖昧さを痛感。周りにどう思われようとも自分が見たものを信じ続ける強さに、どうしようもなく心を揺さぶられた。わかってほしい人にわかってもらえていたらそれでいい。忘れていた感情を思い出させてくれる物語でした。

ブックスオオトリ 四つ木店:吉田知広さん

ぼんやりして輪郭のつかめない謎に関わる人々の姿は、分かり合えない虚しさ、自分の分かるようにしか物事を解釈できない愚かさを浮き彫りにする。この先、この物語を反芻するたびに違った解釈がいくつも生まれてくるような気がしています。深くて、たくさんの問いを投げかける作品だと思いました。

 

福岡金文堂 行橋店:富山未都さん

特別な体験をしたマルユウ、マルセイでなくても、〝個〟のあやふやさは生きていると時折感じているもので、ファンタジックな設定でありながら、身近な物語だと感じられるところが素敵でした。読む時々によって読者の人生を映す鏡になりえる作品だと思います。

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著者プロフィール

佐藤正午(さとう しょうご)

1955年長崎県生まれ。83年『永遠の1/2』で第7回すばる文学賞受賞。2015年『鳩の撃退法』で第6回山田風太郎賞受賞。17年『月の満ち欠け』で第157回直木賞受賞。ほかの著作に『Y』『ジャンプ』『5』『アンダーリポート』『身の上話』『小説の読み書き』『小説家の四季』など。

  
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ジュンク堂書店 秋田店:進藤菜美子さん

なんたる不思議な読後感! はっきり言ってわたし、混乱してます!! もう二度と会えないあの人との想い出に浸ってみるけれど、はたしてそれは本当にあったことなのか。自分の人生を振り返らずにはいられない気分。これはまさに現代の寓話だ!!!

明林堂書店 南宮崎店:河野邦広さん

同刻同じ場所にいながらの個々の記憶の齟齬が、自身の人生を歩んでいないという不安感につながるのがなんとももの悲しく、また誰にでも起こりえることのように感じてしまう。稀有な体験の代償に得た力さえももの悲しさを感じてしまう不思議な手記

HMV & BOOKS SHIBUYA:幸恵子さん

おそらく人間にとっては、現在も未来もそれから過去さえも、よくわからないとらえどころのないものなんだけど、それらを立体的に小説として仕立てられていくようで、やっぱり巧いなあ……と思いました。

戸田書店 高崎店:佐藤さん

マルユウとマルセイ、混乱しながら読みはじめましたが……。久々の佐藤正午さん、かなり面白く読めました。世知辛い世の中で沢山の人に読んでもらいたい本だと思いました。

文真堂書店 ビバモール本庄店:山本智子さん

いったい何が起こったのだろう。「UFOの子供たち」の身に何が起こり、何がどうなったのか。少なくとも、あの日が無ければ違う人生を歩んだのであろう。ただ出来事を咀嚼して受け入れる。不思議さと優しさと、心に余韻を残す作品。

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ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店:松本優夏さん

人は生まれながらに孤独で、人との出会いで満たされても、大切な人を失ったときに打ちひしがれてしまう。それでも生きていくしかなくて。マルユウとマルセイの不思議な話、という感想では終わらない、何か切々と訴えかけてくるような魅力があります。

戸田書店 藤枝東店:坂井さん

もともとUFO好きの私には興味深い内容の本でした。しかし、実際に体験してしまうと決して楽しい体験ではないかもしれませんね。生きるとはなにか。幸せとはなにか。自分とはなにか。改めて考えさせられる1冊でした。

紀伊國屋書店 さいたま新都心店:大森輝美さん

タイトルからは想像できないところに着地した、というか連れていかれた気分です。不思議と自分の学生時代が懐かしくなりました。自分が「なりたくてもなれなかった何か」があった気持ちを思い出しました。

ジュンク堂書店 旭川店:松村智子さん

全く第三者の湊先生が一番彼らを理解できていて、それでいてどうすることもできない皮肉に本当に胸を衝かれました

平安堂 長野店:町田佳世子さん

人(他人)の記憶のあいまいさや、わけのわからないことにまきこまれた者の戸惑いや悲しみ、いろいろな感情が読み手の私たちを襲う。自分の目の前で起きていること、自分が生きていることのもろさや哀しみを感じてせつなくてたまらなくなった。


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久美堂 玉川学園店:松原沙莉さん

どうなっていくのか読んでいくうちにひきこまれていきました。人生とはなんだろうと考えさせられる作品でした。

紀伊國屋書店 仙台店:齊藤一弥さん

現代人はとにかく自分で考えようとしない。過程をすっ飛ばし、答えを求める。正解以外を恥ずかしく感じてしまうから誰かの答えをなぞるだけ。しかし、この作品にそれは通用しない。答えも、正解も存在しない。あるのは読者個人の解釈のみ。これほどまでに読後、どういう解釈をしたか話し合いたくなる作品も珍しい。この靄の先に何を見ましたか?

ジュンク堂書店 名古屋栄店:西田有里さん

本人や家族に明け透けな地元での噂話に、人間の醜悪さ、好奇心の汚さを感じます。説明しようがない現象ゆえに家族間で起きる確執も、やるせない。自身の人生のターニングポイントを顧みずにはいられません。面白かったです。

 

浦和 蔦屋書店:唄健一郎さん

見えるようで見えない、わかりそうでわからない、霧の中を心もとない気持ちで彷徨うかのように読みました。この作品の、文と読者の距離感がすごく絶妙であり、佐藤正午先生は小説がうますぎる

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名作揃い!佐藤正午の長編小説

  
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名作揃い!
佐藤正午の長編小説

小学館文庫
鳩の撃退法 上
小説名人による名作中の名作ついに文庫化!
夢枕獏さん、京極夏彦さん、奥泉光さん、筒井康隆さんら選考委員から圧倒的な評価を受けた、第6回山田風太郎賞受賞作!山田風太郎賞の受賞からおよそ2年後、著者は『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞したが、関係者のあいだでは本作が直木賞でも――といった声も出ていたという。著者本人も「墓碑銘にしたい」「思い残すことはないくらい、本当に集中して書いた」と語る渾身の一冊。
小学館文庫
鳩の撃退法 下
多くの作家をも魅了した著者の最高到達点!
直木賞受賞後の会見で、著者は「勝手な想像ですが」と前置きした上で、「『鳩の撃退法』の存在がなければ、今回の直木賞受賞は考えられない。あれで機運が熟したのではないか」と語った。事実、本作は、山田風太郎賞選考委員はもちろんのこと、書評、SNS等を通じて、驚くほど多くの作家たちから激賞された。下巻は、「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰・糸井重里さんの解説を収録。
小学館文庫
永遠の1/2
小説界のカリスマ、不朽不滅のデビュー作!
どんな小説家にも、一つだけ、アマチュアとして書いた小説がある。ないと始まらない。その小説が人目に触れ、本になるとデビュー作と呼ばれ、書いた人は小説家と呼ばれるようになる。――「あとがき」より 
現代作家の中でも群を抜く小説の名手――佐藤正午の不朽のデビュー作!
小学館文庫
アンダーリポート/ブルー

衝撃の結末が加わった傑作長編小説の完全版。
よみがえる記憶を頼りに組み立てたひとつの仮説──交換殺人という荒唐無稽な物語が、まぎれもない現実として目の前に現れる! サスペンスフルな展開に満ちた長編『アンダーリポート』に加えて、新たに衝撃的なエンディングが描かれた短編『ブルー』を初収録した完全版。