「僕が買ってやるよ。専属の客になってやる」
―愛した彼は体を売って、生きていた
エッセイスト高山真がこの世に残した、
たった一冊の自伝的小説が今よみがえる。
主演:鈴木亮平 共演:宮沢氷魚
2023年新春 映画公開決定!
『こんなオトコの子の落としかた、アナタ知らなかったでしょ』(飛鳥新社)でデビュー、『羽生結弦は助走をしない』(集英社)で一躍有名になったエッセイスト、高山真。様々なテーマを愛と毒のある切り口で、時に笑い、時に人生哲学に昇華させる彼の名コラムの奥には、哀しくも幸福なひとつの物語が存在した。2012年に小説家、浅田マコト名義で発売された「エゴイスト」には、彼の生い立ち、運命の人との出会い、そして別れがー2020年没後から1年、鮮烈な愛のかたちを描いた本作を高山真名義で復刊。
人を愛することで生まれるエゴ。愚かで汚くて醜い気持ちは、でも物書きという人種にとっては宝物だ。たくさん宝物を得られたから人生は上出来。今頃彼はそうほくそ笑んでいるだろう。そして地上には、高山真さんの遺したエゴが美しく輝いている。
お会いしたのは一度きりでしたが、高山さんは鋭い言葉と温かい心が同居した、凛とした佇まいが素敵な方でした。改めてご冥福をお祈り申し上げます。
彼の言葉で私達は多くの未知な感情を彼と共有する事になるだろう。
お会いしたのは一度きりでしたが、高山さんは鋭い言葉と温かい心が同居した、凛とした佇まいが素敵な方でした。改めてご冥福をお祈り申し上げます。