世代を超えて愛される

世界的ロングセラー

アリとダンテ、
宇宙の秘密を発見する

著者  :ベンジャミン・アリーレ・サエンス 
訳   :川副 智子 

定価  :1,980円(税込)
ページ数:418ページ
発売日 :2023/8/23

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米国発、LGBTQ+青春小説の金字塔!

1987年の夏、メキシコとの国境に近い町エルパソ。両親と暮らすメキシコ系の15歳の少年アリことアリストートルは、自分にも家族にもまわりの世界に対しても、正体のわからない違和感と苛立ちを覚えていた。そんなある日、苦手な水泳の練習のために訪れたプールで、同い年のメキシコ系の少年ダンテと出会い、泳ぎを教えてもらうことに。独特の感性も臆さず、屈託なく自分をストレートにぶつけてくるダンテと、お互いの愛情を素直に表現し合う彼の家族に驚きつつも、アリは彼らに惹かれ、友情を育んでいく。そしてさまざまな「事件」や「別れ」を通して、アリはダンテとともに「宇宙の秘密」ーーこの世の真実に気づいていく…。

ラムダ賞、ストーンウォール賞他数々の文学賞を受賞、タイム誌の選ぶオールタイムベスト100冊(YA部門)選出、2023年9月には全米映画公開。十代から親世代まで、すべての人に今だからこそ読んでほしい、限りなく美しく瑞々しいLGBTQ+青春小説の金字塔!

原題:ARISTOTLE AND DANTE DISCOVER THE SECRETS OF THE UNIVERSE

編集者より

  • 本作がアメリカで最初に刊行されたのは2012年。YA(ヤングアダルト)小説と位置づけられますが、主人公アリとダンテだけでなく、彼らの両親の成長も丁寧に描き、世代を超えて広く読まれてきました。90万部を超えるベストセラー(2023年春現在)となり、YA小説、LGBTQ+小説の定番として現在も読み続けられている名作です。2021年に刊行された続編もNYタイムズベストセラーリスト1位となり、今年9月に映画版が全米で公開されるなど、今もなお大きな話題を振りまいています。

    本国での出版から10年以上経った今、邦訳出版が叶いました。日本では今も法的に同性婚が認められていません。制度が十分とも、差別が無くなったとも言えません。それでも年々LGBTQ+に対する意識、特に若い世代の意識は変わってきています。そんな中で、本書が読まれた方の中に小さくても何らかの変化をもたらしてくれることを願ってやみません。

著者プロフィール

ベンジャミン・アリーレ・サエンス  Benjamin Alire Sáenz

アメリカの詩人、小説家、児童文学作家。1954年、ニューメキシコ州生まれ。コロラド州の神学校で哲学を、ベルギーのルーヴェン・カトリック大学で神学を学び司祭を務めた後、テキサス大学エルパソ校、アイオワ大学で米文学や創作を学び、スタンフォード大学在学中、最初の詩集『Calendar of Dust』を上梓、1992年にアメリカン ブック アワードを受賞。以後、詩集、児童文学、小説など多数の著書を発表している。本作『アリとダンテ、宇宙の秘密を発見する』はラムダ賞他多くの賞を受賞し、ベストセラーになり映像化も進行している。2021年には続編『Aristotle and Dante Dive
into the Waters of the World』を発表、NYTベストセラーYA部門で1位を獲得。

訳者プロフィール

川副智子  Tomoko Kawazoe

早稲田大学文学部卒業。翻訳家。主な訳書にJ・ボールドウィン『ビール・ストリートの恋人たち』、A・クリスティー『名探偵ポアロ ポアロのクリスマス』(以上早川書房)、J・ピコー『SMALL GREAT THINGS 小さくても偉大なこと』(ポプラ社)、M・マシューズ『ナポレオンを咬んだパグ、死を嘆く猫』(原書房)、K・シュラー『ホワイト・フェミニズムを解体する』(明石書店)など。