最近、ますます小さなガマンができなくなってきました。例えば、素敵だけど足が痛くなる靴とか、かっこいいけど重いバッグとか。苦手な家事や人づきあい、今までちょっと頑張ってやってたモロモロがすごく疲れちゃう。イヤじゃないけど、ちょっとガマンしたくないこと、多いです。
私はずっと、「きれいになるのも、楽しくなるのも、幸せになるのも自分次第」と言ってきました。自分を心地よくできるのは自分だけです。もう十分頑張ってきて、先も見えてきた世代だからね、私たち、もっと自分を楽しませてあげましょうよ。
もちろん毎日は楽しいだけじゃありません。イヤなことも、大変なことも当然あるけれど、自分自身のことはガマンしない！
自分の都合でいいんです。家族がいてもいなくても、自分＝ひとりで楽しめるようになると、世界が広がるし、楽しくなりますから。「楽しい」があれば、「やらなきゃ」が乗り越えられる。馬の鼻先ににんじん、ですね。
ってわけで、この本は、ひとりぐらし歴40年の私はこんなふうに考え、楽しんでいますよ、ってヒントになれば、とまとめました。
これが絶対！　というのではなく、あくまで私のやり方で、参考にしていただけることがもしあれば、です。だって人それぞれですからね。
そして、おひとりさまの人だけでなく、家族がいる人にもぜひお伝えしたい。価値観や世界が大きく変わってくるこれからの時代、家族がいてもいなくても、自分で自分を楽しませられる人は強い！　間違いないですから。